一方、民生の領域でも、VRは人々の生活に具体的な答えを提供している。最近では、上海のパシフィックプレイスで開催された没入型仮想現実展「the Horizon of Khufu」がアジア初上陸した。この展示では、エジプトのクフ王のピラミッドを内部と周辺をスキャンし、モデル化した世界初の文化・観光体験が提供された。フランスのVR/ARブランドであるExcurioが、ハーバード大学のギザプロジェクトチームとの共同開発で3年を費やした。このプロジェクトでは、バーチャルリアリティのデジタル技術ツールを使用し、ピラミッドの文化と融合させることで、来場者に没入型の探検体験を提供している。また、観光業界においても、最近発表された「観光発展第14次5カ年計画」、「巴蜀文化旅游回廊建設計画」、「黒龍江省観光発展促進条例」などの政策のように、ポストコロナの時代には旅行業で新しいテクノロジーと深く融合する重要性が示されている。
図 「the Horizon of Khufu」イメージ図 現場の様子(筆者によるスクリンショット)
広播テレビ総局上海<https://sh.cctv.com/2023/05/17/ARTI0C5a4BRogMpJ8xDdadMC230517.shtml>